割安な株ってどんな株

割安な株ってどんな株

株で儲けるためにはどうすればいいのでしょう?結論を言うととても単純で分かりきった事なのですが「安く買って、高く売る」ただそれだけです。
ただし、株の価格というのは他の商品と違って一般の人からすると分かりづらいものです。
そこで、株価が高いか安いかを判断するための基本的な考え方を解説したいと思います。
みなさんは何か買い物をする上で何を基準に買う商品を決めているでしょうか?答えは人それぞれだと思うのですが、重要な要素を2つ挙げるとすれば、それは“品質”と“価格”ではないでしょうか。
例えばあるスーパーではアメリカ産牛肉がグラム250円、国産牛肉がグラム500円で売られているとします。
なぜ同じ牛肉なのに国産の方が高いのか?それは国産の方が品質が良い(味が良くて安全性が高い)からだというのは誰にでも分かる事だと思います。
もし、通常はグラム500円の国産牛肉が閉店時間直前まで売れ残ったため、グラム350円になったとしたら、多くの人は「普段はアメリカ産の倍の値段のする国産がグラム100円余分に出すだけで買える。
これは割安だ」と感じるでしょう。
基本的には株もこれと同じ考え方をすればいいのですが、ここでみなさんが疑問に思われる事は“株の品質ってどうやって判断するの?”ということだと思います。
次の項目では“株の品質”を判断する方法についての基本を解説したいと思います。

企業の品質を見極めるファンダメンタルズ分析

株の“品質”と言われてもピンと来ない人がほとんどだと思いますが、そもそも株を買うとはどういうことでしょうか?株を買うということはすなわち企業に出資する(=資金を提供する)ということです。
ですから株の“品質”を判断するにはその企業の“品質”を見ればいいわけです。
ファンダメンタルズ分析とは企業の品質を見極めるために行うのです。
いきなり難しい用語が出てきましたが、株を理解するに当たってはとても重要ですのでしっかりと理解して下さい。
ちなみに史上最強の株式投資家と呼ばれるウオーレン・バフェット氏が株式投資で最も重要視しているのが、ファンダメンタルズ分析です。
“株式投資の神様”が最重要視していることですから、おろそかにしてはいけないということがお分かりいただけるでしょう。
ファンダメンタルズとは英語で基礎や基盤を意味する言葉ですが、株の業界では“企業の財務基盤”のことを指します。
財務基盤という言葉も会計学の用語で難しいと感じられるかもしれませんが、分かりやすく言うと“財布の中身”のことです。
もっとぶっちゃけて言うとファンダメンタルズ分析とは企業が“金持ちか貧乏か”を判断することなのです。
なんだそんなことなら簡単じゃないか、と思われるかもしれませんが、個人と違って企業が“金持ちか貧乏か”を判断するにはそう単純なことではないのです。

企業の価値を示すバランスシート(B/S)

企業が“金持ちか貧乏か”すなわち企業の価値を判断するには“バランスシート(B/S)”を見れば分かります。
バランスシートとは日本語では貸借対照表と訳されますが、小難しい呼び方なので、現在ではバランスシート、更にはそれを略してB/S(ビーエス)と呼ぶことが多いです。
バランスシートは左側に資産右側に負債と純資産(資本)が記された表の形式をしています。
また右側の負債と純資産の金額を足した合計が資産になるという形を取っています。
では、バランスシートの意味を簡単に説明してみましょう。
左側の資産というのは分かりやすく言うと“企業の全財産”のことです。
もう少し詳しく言うと、企業の持っている全ての財産をお金に換えたとしたらいくらかということです。
ただ、そのお金の中には銀行などから借金をしたものがあるかもしれません。
そのようなお金は今は企業が持っていても“将来的には返さなければならない”(企業から出て行く)お金で、これを負債と呼びます。
そして資産から負債を引いた“将来も企業に残るお金”が純資産になります。
したがって、この純資産の金額が大きいほどその企業は金持ちであると言えます。

割安株を見つけ出す指標PBR

企業の価値はバランスシートで示される純資産を見れば分かるのですが、その企業の株の価値はどうすれば分かるのでしょう?実はこれは簡単な割り算で求められます。
その式は純資産の金額÷発行済株式数というものです。
今、ある企業(A社と呼ぶことにします)の純資産が10億円だったとしましょう。
そしてA社の発行済株式が10万株だとします。
この場合、A社の株の価値を計算すると10億÷10万=10000円ということになります。
この金額は言わば理論的に算出された株価ですが、株や会計学の専門用語では一株当たり純資産価額(BPS)と呼ばれます。
これは“株の定価”に当たります。
先ほどの国産牛肉の話に戻ると普段の値段である500円がこれに当たります。
ここで実際の証券取引所で売買されているA社の株価を見てみます。
もし仮に7000円の値が付けられていたら定価の10000円に比べると30%オフということになり“割安”な価格で売られていることになります。
国産牛肉が350円になったのと同じことになります。
この時のA社の株がどれくらい“割安”かを示す指標が株価純資産倍率(PBR)と言い、株価÷BPSの式で計算されます。
この場合は7000÷10000=0.7となります。
つまり、PBRが1以下の場合その株は定価より“割安”な価格で売られていることになります。
いかがでしょう。
どういう株が割安かというのが少しはお分かりいただけたでしょうか?実は割安株を示す指標はPBRの他に PERというものもありますので、興味を持たれた方はそちらについても調べられてはどうでしょう。