株価は買い手と売り手のバランスで決まる

株価は買い手と売り手のバランスで決まる

基本的に株価は買い手が多い時には株価が上がり、売り手が多い時は株価が下がります。商品の価格の決まり方とほぼ同じです。

 

そしてこの買い手と売り手のバランスが変化するのは理由がありまして、それを株価の変動要因といいます。

 

株価の変動要因として特に上げられるのが、まず企業の業績です。企業の業績が良ければ、その企業の配当金などが上がることが予想され、その企業の株の価値が上がり、株が欲しい人が増えますので株価が上がります。

 

企業の業績が上がれば、資金的に余裕ができ、更なる設備投資をするようになり、新商品の開発が行われ企業業績が良くなることが考えられますので、その企業の株価が上がります。企業の業績が一番の株価の変動要因として上げられるでしょう。

 

また株価はその他の要因によっても影響を受けます。景気、利子、為替、要人の発言、天候、戦争、機関投資家の動向などなど数え上げればきりがありません。

 

そこでここでは世界情勢、日本の状況、企業の状況の3つに分けて株価の主な変動要因について解説します。

海外の景気や利子、為替によって株価は変化する。

日本株価はまず海外の景気動向に影響を受けます。特に輸出で稼いでいる日本企業は海外の景気が良くないと、海外でものが売れず業績が上がりません。海外の景気が良ければ株が上がり、景気が悪ければ株価が下がります。

 

海外の景気を知るには経済指標を見ることが重要になりますので、海外で経済指標が発表されると株価が影響を受けることになります。特に重要な経済指標はGDP(国内総生産)です。その他の経済指標によっても影響を受けます。

 

最近では海外の株価と日本の株価が連動している傾向にあり、海外の株価が上がれば海外の景気が良くなりますので日本の株価が上がり、海外の株価が下がれば日本の株が下がることになります。

 

また海外の金利水準によって株価は変動します。金利を下げれば企業の利払いは下がり、利益が上昇しますので海外の景気が良くなり株価が上がります。また金利が下がると借り入れがしやすくなるため、設備投資などが活発になり海外の景気が良くなりますので株価が上がります。

 

最近では逆にアメリカが利上げを発表しましたので、アメリカの景気が減速することが予想され、アメリカの株が下がることによって、日本の株価も下がっています。

 

また現在日本株において現在1番の変動要因と言っていいのが、為替でしょう。円安になれば、海外の人は日本の商品を安く買えるようになりますので、他の商品との競争力が付き輸出企業は業績が上がります。特に日本は輸出企業が多いですので円安になれば業績が上がり日本の株価が上がります。

 

特に輸出企業では1円円安になるだけで企業利益が350億円も上がるところもあり、円安によって企業の業績が良くなりますので、株価が上がる要因になります。円安になれば株価が上がり、円高になれば株価が下がるという状態が長年続いています。最近日本も円安になり株価が上昇しました。

 

日本の景気や利子、物価によって株価は変化する

日本の景気も海外の状況と同じで、景気が良くなればものがよく売れ、企業の業績が上がり、株価が上がります。

 

また国内の景気を知るには経済指標を見ることが重要になることは海外の状況と同じです。こちらも一番重要な指標はGDP(国内総生産)になります。

 

日本の利子も海外の状況と同じで、利子が下がれば企業の利払いが減り、企業の業績が良くなり、借り入れが増えて、設備投資などが活発になり、景気が良くなって株価が上がります。

 

最近日本では日銀がマイナス金利が導入し、銀行の貸し出しが増え、設備投資などが活発になり、景気が良くなり株価が上昇することが予想されます。

 

また物価によっても株価が影響を受けます。特に物価が上昇すると値上げの動きが高まり、企業の収益が改善して、企業は賃上げを行うことができます。それによって家庭の消費が拡大して景気が良くなり株価が上昇します。

 

最近日本では物価上昇率2%を目指して金融緩和政策を行っていますので、景気が良くなり株価が上昇することが予想されます。

企業の業績、配当金、株主優待やTOBで株価が変化する

前にも説明したように企業の業績によっても株価が変化します。特に利益が上がれば1株あたりの利益が上がり、株の価値が上がりますので、株価は上がります。特に株価に関しては1株あたりの利益が重要で、10億円の利益の企業が1万株を発行すれば、1株あたりの利益は10万円になりますが、10億株発行すると利益が1円にしかならないので注意が必要です。

 

また株価に対する配当金により株価が変化します。特に配当金が上がる増配があると、その企業の株の価値が上がりますので株価が上昇し、配当金が下がると株価が下落します。

 

また企業によっては株主優待(株主に割引券などを出すこと)を付けることころがあり、株主優待が人気がでると株価が上がります。

 

またTOB(株式公開買い付け)によっても株価が影響を受けます。株式公開買い付けとは第3者がある企業の株式の価格を公開して買い付ける制度です。このTOBは企業の経営権を獲得したり、一定割合以上の株式を確保する目的で行われます。

 

このTOBが行われるときは相場より高い値段で買うことになりますので、株価が影響を受けることになります。