株を売り買いするときに用いられる分析はいろいろ

株を売り買いするときに用いられる分析はいろいろ

株はただ適当なタイミングで売り買いしても上手くいかないことが多いです。
右肩上がりで成長していく国ならそれでも問題ないことがありますが、日本ではバブル崩壊以降経済が伸び悩んでいます。
日経平均株価も1989年12月29日に38957.44円の最高値を付けてからかなり下にある状況です。
そこで投資家の方々は株の売り買いのタイミングを掴むために分析をよく行っています。
一言で分析と言ってもいろいろな種類があり、投資家の方によって用いる分析方法が異なります。

 

株の分析と言うのは中々難しいものがあり、思惑が外れると大きな損失に繋がりかねないです。
あくまでも分析結果は予測であり、予測できない値動きの可能性も考えておくことが大切です。

 

予測が外れても大きな損失に繋がらないように余裕資金で株を買う、複数銘柄に分散投資する、損切りルールを明確に決めておくと良いです。
特に損切りルールは長く株取引を続ける上では大切なポイントです。

 

もし決めておかないと株価が下がり続けても売れずにどんどん含み損が増えてしまいかねないです。
そのうち戻るだろうと考えていても戻る保証は無いので、大きな含み損になる前に一度リセットされたほうが良いです。

ファンダメンタル分析とは何か

いろいろある株の分析の中で多くの投資家の方に用いられているのがファンダメンタル分析です。
この分析方法では企業業績や財務などをチェックして分析を行うと言った特徴があります。

 

株価は基本的には企業業績が良いほど上がり、企業業績が悪いほど下がります。
今は業績が良くても将来は悪くなるのか、逆に今は業績が悪くても将来は良くなるのか、良い業績がずっと続くのか、悪い業績がずっと続くのか判断します。
現物株であれば株価が上がったほうが収益になるのですから大切なポイントです。

 

企業の経営状態が悪化すると最悪倒産する恐れがあります。
もし買った株の企業が倒産するとストップ安が連続して売りたくても売れない状況に陥ってしまいます。
大きな損失に繋がりかねないのでファンダメンタル分析を行う際は企業の財務もきちんとチェックします。

 

企業の経営状態を知りたいときに分かり易いのが財務諸表です。
損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書と主に3種類あります。

 

損益計算書でどのくらいの利益を上げたか、どのくらいの経費をかけたかが分かります。
貸借対照表でどうやって資金を集めたか、その資金の使い方が分かります。

 

キャッシュフロー計算書では企業に入ってきたお金と出ていったお金の流れが分かります。
収入より支出が大きく上回ると資金不足に陥る恐れがあるのでキャッシュフロー計算書の内容は特に大切です。

テクニカル分析とは何か

株の分析の中にはテクニカル分析と言う方法もあります。
主にデイトレードやスイングトレードと言った比較的取引期間の短い手法を用いる際にテクニカル分析が行われることが多いです。
テクニカル分析は一定期間内の過去の株価をもとに将来の株価を予測すると言う特徴があります。
チャートにテクニカル指標を表示させテクニカル分析を行うのが基本です。

 

テクニカル指標には主にトレンド系指標、オシレーター系指標に分かれます。
株価には一定方向に動き続けるトレンド相場、一定の範囲で株価が上下するボックス相場、激しく株価が値動きする乱高下相場、
あまり株価が動かない小動き相場といろいろな相場があります。

 

トレンド系指標はこのうちトレンド相場と相性が良いです。
今が上昇トレンドなのか下落トレンドなのか判断するときによく用いられます。

 

トレンド系指標はボックス相場を苦手としているのですが、オシレーター系指標は相場の強弱を見るのに有効でボックス相場と相性が良いです。
その代わりにトレンド相場を苦手にしています。
このため相場に合わせてテクニカル指標を使い分ける投資家の方が多いです。

 

トレンド相場だと思ったらトレンド系指標、ボックス相場だと思ったらオシレーター系指標と言った使い分けです。
証券会社で利用できるチャートにいろいろなテクニカル指標が付いていますのでテクニカル分析を行いやすいです。

ボリンジャーバンドはトレンド相場にもボックス相場にも使える

いろいろなテクニカル指標の中でトレンド相場にもボックス相場にも使えるのがボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドには中央の移動平均線の上下にいくつかの線があるのが特徴です。
中央の移動平均線の上に3本の線がある場合は近い線から順に+1σ、+2σ、+3σとなります。

 

中央の移動平均線の下に3本の線がある場合は−1σ、−2σ、−3σとなります。
これらの線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンドと分かり易いです。
上昇トレンド中は中央の移動平均線の上にチャートのローソク足が、下落トレンド中は中央の移動平均線の下にチャートのローソク足が表示され続けることが多いです。
上の線に張り付いたままずっと上昇下落していく現象をバンドウォークと呼んでいます。

 

これが見られたらトレンドが発生した可能性があります。
トレンド相場からボックス相場になるとこれらの線が平行になっていきます。

 

ボックス相場では+1σ、+2σ、+3σのうちどちらかの線が上値抵抗線に、−1σ、−2σ、−3σのうちどちらかの線が下値支持線になることがあります。
乱高下相場になるとこれらの線の幅が拡大、小動き相場になると幅が縮小していきます。

 

どちらかブレイクアウトした方向にポジションを取ると言う方法もあります。
いろいろな分析が行えるので便利ですが、必ず分析通りに株価は動かないと言うのが難しいところです。