時価総額とはいったい何なのか

時価総額とはいったい何なのか

これから、その時価総額について説明させて頂きます。

 

時価総額とは、簡単に言えばその企業が現在持っている価値のことです。
なので時価総額か高ければ高いほど、価値のある企業ということになります。
この時価総額は現在の株価と発行された株式数をかけて出します。
なので1株100円、発行された株式数が100万株の企業なら、
時価総額は1億円となります。
これは資産ではなく「時価」なので、各種の状況によって頻繁に変わります。
会社の資産や売り上げ、規模が3年で2倍になる事はそうそうありませんが、
時価総額の場合、倍や2分の1になることがあります。
なので時価総額と会社の実力は比例しませんが、ある程度の関係性があります。
時価総額が高いということはその企業の将来性や実力が評価されているという事なので
(そういったものが何もない会社の株は上がりません)
時価総額が高い企業は現在の売り上げや規模が大した事がなくても、
将来のびてくる可能性が高いのです。
なので時価総額は、投資の際参考にすべき情報のひとつといえます。

時価総額が安い企業ほど買収されやすい

この時価総額ですが、投資家が株式投資の参考にするだけでなく、
企業が別の企業を買収するさいの参考にもなります。

 

企業が別の企業を買収するために必要なのは、株式の買収です。
発行されている株式を半分押さえれば、その会社を支配できますし、
(実際には株を手に入れただけでその会社を意のままにする事は出来ませんが)
株を3分の1押さえれば、その会社の重要案件を拒否できるだけの力を得ます。
なので企業が別の企業を買収する時に株は重要なのですが、
この時に買収先企業の時価総額が高ければ高いほど、買収が困難になります。
その理由は単純です。時価総額が高い企業を買収するにはたくさんのお金がかかるからです。
なので、企業価値に比べ時価総額が高い企業は買収されにくく、
逆に企業価値に比べ時価総額が低い企業は買収されやすいのです。
要するに時価総額が低ければ低いほど、安く買収する事が出来るのです。
なので企業にとって時価総額というものは重要ですし、
買収防衛策として株価を上げようと色々な手を売ってくるのです。

日経平均とTOPIX、どちらも一長一短あります

皆さんもニュースで日経平均株価、TOPIXと言う言葉を一度くらいは聞いたことがあると思います。
でも日経平均株価、TOPIXとはいったい何なのでしょうか。
それをこれから説明させて頂きます。

 

日経平均株価とは東証1部上場企業の平均株価のことです。
ただし、ここで注意するべき点があります。
この日経平均株価、全ての東証1部上場企業の平均株価ではないということです。
これはどういうことかと言いますと、日経平均株価は東証1部上場企業の中で
「選ばれた225の企業のみ」の平均株価なのです。
なのでこの225の企業に入ってない会社の株がいくら上がっても日経平均株価に影響は与えません。
そういう意味では日経平均株価は株全体の指標と言うには少し不足があります。

 

日本株の指標として、日経平均株価の次に有名なのがTOPIXです。
これは東証1部に上場している企業の全銘柄の時価総額を、全銘柄の数で割ったものです。
TOPIXでは、日経平均株価と違って東証1部に上場している企業の株全ての値動きが、
指標に影響を与えてきます。
その点でTOPIXは日経平均株価より指標としての精度が高いといえますが、
TOPIXは株価ではなく時価総額をもとにして計算をしているので、
時価総額の高い企業数社の株価が急落しただけで、
(日本株全体としては株価が下がってなくても)
大きく下落してしまいます。
その点ではTOPIXも株全体の指標と言うには不足があります。

 

つまり日経平均株価、TOPIXどちらも株指標としては完璧ではありません。
なので両方を見る必要があります。

どの投資スタイルをとっても、時価総額は投資の参考になります

最後に時価総額が投資家の投資に影響を与える点について説明します。
前段で、時価総額が企業の買収に大きな影響を与えることについて説明しましたが、
この時価総額は投資家が投資するさいにも参考になります。
ただし、それをどう参考にするかは投資家によって違いがあります。

 

例えば時価総額の高い企業A社があるとします。
基本的に時価総額の高い企業は勢いがあるので、A社の株を買うというのもひとつの判断です。
ただし時価総額と企業の実力は見合ってない事も多いので、
実力のわりに時価総額が高いのでA社の株を買わないというのもひとつの判断です。

 

このように企業の将来性や勢いを見て投資をするか、
それとも現在の実力を見て投資をするかによって
時価総額の意味が変わってきます。

 

将来性重視の投資なら、時価総額が高くて勢いのある企業の株を買うことになりますし、
現在の実力を見ての投資なら、時価総額が安くても現在稼いでいる企業の株を買うことになります。
このように投資スタイルによって時価総額が高い企業を買うか安い企業を買うか、
判断が違ってくるのです。
ですがどちらのスタイルをとったにしても、
時価総額が投資する際ひとつの指標になる事は間違いないと言えるでしょう。