現物買いとは株の基本的な買い方

現物買いとは株の基本的な買い方

株の世界には基本的に現物買いと信用買いがあります。
ここではその現物買いについてご説明します。
現物買いとは、簡単に言えば株を普通に買うことです。
特にひねりも何もありません。
もっともオードソックスな株の買い方です。
株の買い方には指値注文とか成行注文とかがありますが、普通に成行注文で現物買いをするのが、株の基本的な買い方です。
この買い方だと今株を買うのにいくらかかるのか、また今売ればどれだけの得(あるいは損)が出るのかが簡単に分かるため、初心者にオススメの買い方です。
まとめると株の現物を買ってその分のお金を払う、これが現物買いです。
やり方が普通の買い物とまったく変わらないので、(買うものがキャベツか株かの違いです)特に難しい知識がなくても買うことが出来ます。
とりあえず株を買ってみたいけど専門用語もやり方もわからないという人は成行注文の現物買いから入ってみるのがいいでしょう。
この現物買いはメリットの多い注文方法ですが、デメリットも存在します。
これからその2つについてご説明します。

現物買いは面倒な事を考えなくていいのがメリット

現物買いにはメリットがいくつか存在しますが、その最大のメリットは、追証が発生しないので絶対に投資したお金以上の損はしないところです。
これがどういうことかご説明しますと、さっきも書いたように、現物買いとはスーパーでキャベツを買うのと同じ方法で株を買います。
ですので、例えその株を買った会社が倒産して株が無価値になったとしても、買った金額以上の損はしません。
スーパーで買ったキャベツが腐って食べれなくなっても買った金額以上の損はしないのと同じことです。
これが信用買いの場合、株価が急落すると追証が発生することがあります。
この追証とは簡単に説明すると、株の急落により大きな含み損が出た場合保証金の維持率が下がってしまうので、追加で保証金を求められることです。
つまり、大損したから追加でお金を口座に入れてくれということです。
入れない場合、株が強制的に売られてしまいます。
(つまり株が値上がりするまで待つ作戦が取れなくなります)普通はそうありませんが、リーマンショック級の株価急落が起きて、証券会社に入れている証拠金だけでは損失の埋め合わせが出来なかった場合、株が強制的に売られた後、追加で損失分の入金を要請される場合があります。
信用買いだとこういう面倒なことが起こる場合がありますが、現物買いの場合、いっさいありません。
この辺の面倒さから切り離され、簡単に株の売買が出来ること、これが現物買い最大のメリットと言えるでしょう。

現物買いは儲けるチャンスを逃しやすいのがデメリット

現物買いは先ほど説明したように面倒くささがないところがメリットです。
ではデメリットはないのでしょうか。
当然現物買いにもデメリットは存在します。
現物買いのデメリット、それは儲けの幅が小さいことです。
景気や周囲の状況にもよりますが、普通株価が2倍3倍になることはそうありません。
(長期的視点で見ればあります)普通の状況だと、1ヶ月で株が5%、10%値上がりした(もしくは値下がりした)その程度の値動きです。
なので短期間で大きく損をする事はそうありませんが、逆に短期間で大きく儲けることもそうありません。
これを解決する方法が信用買いです。
この信用買いを使うことことで、証券会社に預ける証拠金以上の株を買い付けることが出来ます。
しかし現物買いは証拠金以上の買い物は出来ないので、儲けるチャンスがあった場合でも、それを活かしきれず小さな儲けに留まることがあります。
これが現物買いのデメリットです。
また、株の空売りが出来ないので株価下落局面ではほとんど何も出来ない点もデメリットです。
株の空売りとは、株を買って売るのではなく、株を売って買うことですが、これは信用取引を使わないと出来ないので、現物買いでは出来ません。
これも現物買いのデメリットになります。

投資初心者は現物買いから始めるのがオススメ

現物買いのメリットとデメリットをそれぞれご紹介しました。
では現物買いは結局使える取引方法なのでしょうか、それとも使えない取引方法なのでしょうか。
答えは前者です。
特に投資初心者の場合は圧倒的に前者です。
株と言うのは単純であるのですが、同時に複雑でもあります。
普通に値上がりしそうな株を予想して、キャベツを買うように株を買うやり方なら、実に単純です。
余計な知識もいりませんし、面倒な事を考える必要もありません。
しかし信用買いや空売りなどが絡んでくるととたんに難しくなります。
初心者がいきなり難しいことをやっても上手くいかないのは株の世界もスポーツの世界も同じです。
なので投資初心者の方は、まず現物買いの方法を覚えてから、他の事に手を出したほうが良いです。
現物買いの場合、「どの銘柄がこれから値上がりするか」これだけを考えればいいので単純です。
実際にはこれひとつとっても難しいのですが、それでも信用買いに空売り、全体の相場状況に円相場、そういったものまで考える取引よりは考えることが少なくてすみます。
考えることが多ければ多いほど、しくじる確率が高いことを考えると投資初心者の方は、「どの銘柄がこれから値上がりするか」だけを考えて現物買いで投資をするのがよいでしょう。